=心筋梗塞発症後の生活
2015年夏に、心筋梗塞を発症した。
39歳であった。FHと呼ばれる家族性の高脂血症で、平たく言うと“遺伝による高コレステロール症”のことである。
それゆえ、避けられなかったかもしれないイベントだった。もしかすると、薬の服用で抑えられたかもしれない。酒もタバコもやらない自分には、食生活と仕事以外の要因は、わからない。
大学病院で処置した。
冠動脈の狭窄箇所が5、6箇所ありそのうち、3箇所にステントを入れた。
そして、発症から、約1年半。
この期間、心臓カテーテル検査を2度受けた。
1度目は、ステントの経過確認と狭窄か残っている冠動脈の確認。ステント部分はスムースであったが、残っている狭窄箇所は半年後に再度確認して、処置することになった。
そして、2度目の心カテ検査を受けた。狭窄箇所は薬の効果もあり、改善されていた。
処置なしで、運動制限もある程度の解除ということになった。
やはり生活する上で、いつ再発するか?この動悸は前ぶれか?とドキドキしていた。
また、海外出張時や飛行機内で再発したら??と思うと、怖かった。
完全に消えたわけではないが、この良好な結果は、安心してしまう。
やはり、あの日、『一度、自分は死んだ。』
「いずれみんな死ぬんだ」が、「自分はすぐそばまで来ていた 」と解った瞬間、体が震えた。
今までムダに生きていた時間を悔いた。
=空気読みすぎて、何もできなかったこと。が一番、悔やんだ。
となると、やり方次第だが、常に100%であり続け、手を抜いた瞬間に後悔は始まんだと思った。
今までの行いに自信を持ち、勝っても負けても誇れる努力をしたのか?
どんな結果に対してもすべてをかけたと言えるか? 過信はなかったか?
そして、
自分の夢に、恥じない努力をしたのか?
これからも、自身と向き合い感じていきたい。
生きることに一生懸命でありたい。